読み込み中...

@ほーむもがみ

会長あいさつ

 山形県最上地域は、山形県の北部において秋田県との県境付近に位置する、新庄市を中心に、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村の8市町村で構成される地域です。
地域の人口は約68,000人で、県全体の約6.5%を占めており、近年は人口の減少が続いています。
また、65歳以上の高齢化率は38.0%(R5.4月現在)と、県平均(34.8%)を上回って高齢化が進んでいる現状があります。

 山形県内でも、特に超高齢社会が進展する最上地域では、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、在宅医療と介護を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の仕組みづくりが重要な課題となっています。
「地域包括ケアシステム」を実現するためには、医師、薬剤師、看護師、保健師、ケアマネジャー、介護士ほか、多くの医療・介護等関係者の連携が不可欠ですが、最上地域は、県内でも人口あたりの医師数が少なく、看護師等の医療関係従事者も不足しているなど医療資源にも多くの課題を抱えています。

 最上地域では、新庄市最上郡医師会をはじめ、薬剤師会、病院、消防本部、市町村、県総合支庁などの各関係団体や行政等が参加して「最上地域保健医療対策協議会」を設置し、地域の保健医療確保・向上に向け、取組みを行ってきました。
 令和5年度からは、最上管内8市町村が、地域の在宅医療・介護の連携を推進するため、在宅医療・介護連携推進事業を合同で実施することとなり、最上地域保健医療対策協議会が8市町村から委託を受けて、事業の運営を担うこととなりました。事業の拠点を「最上地域在宅医療・介護連携拠点@ほーむもがみ(あっとほーむもがみ)」と名付け、令和5年10月1日からは、新たに移転・開院した県立新庄病院の総合患者サポートセンター内で業務を行っております。

 各市町村・関係機関等と連携し、医療・介護関係者への情報提供や研修会の開催、在宅医療・介護連携に関する相談支援などを行っていくほか、一般住民の理解促進のための講座開催などにも取り組んでいきます。
 地域の医療・介護等関係者、そして地域住民の皆様からのご理解、ご協力をお願いいたします。

 

map_mogami_200_2.jpg

最上地域保健医療対策協議会会長    
(新庄市最上郡医師会会長) 土田 秀也